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他社の熱風ヒーター製品調査

TESCO社(英国)製熱風ヒータの調査  2019年6月28日 Fintech.co.jp 浅田

TESCO社のハンディ一体型の熱風ヒータを調査した。(製造は中国)


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                              450℃最大風量で運転中。紙箱は発火した。

商品:TESCO  ホットエアガン

 
仕様:熱風温度デジタル表示付  3本ノズル付き 110V/650W 100~480℃ ¥8300.


実測データ
110v時の最大消費電力 約581w  
風量最大で480℃設定の時、約250wの消費電力。ノズル内の実測温度565℃。


動作状況 

480℃設定にして電源スイッチをONすると数秒後に起動する。そして設定温度に向かって温上昇していき、設定温度に達するとすぐに安定する。表示された数値は変動しない。外部温度計で測っても小数点以下しか変動していない。ノズル内の実測温度は約565℃で設定温度より100℃近く高い。当然ながらノズル内では位置により多少の温度バラツキはある(約5%)。
電源スイッチをOFFにすると自動で冷却運転に入り、100℃以下になると完全に電源が切れる。動作音としては1kHz程度の高い音が混じっている。


総合評価

電力は公称値よりも低め。また650wを常時消費させるだけの風量は無い。高い電力は起動時間短縮には貢献する。
算出  風量F≒50×電力÷温度上昇×効率=50×250w÷(565-25)×0.9=20.8L/min.

風量は多くはないが、多くの作業に実用できる程度の風量ではある。   
温調機能はかなり優れている。
高温性能も実力的に550℃以上あり、多くの用途に適用できる。
価格は非常に安く、我々がチャレンジできるレベルではない。(小売り¥8300.)

耐久性は不明ながら、最高設定温度での発熱体温度は1000℃程度なので、高温発熱体(カンタルAFレベル)を使っていれば十分に長いだろう。制御回路等の寿命は分からない。ファンはDCブラシレスモーターを使っていれば5万時間程度だろうか?分解調査はしていないので、モータの種類までは分からない。コストの為に安いブラシ型モータを使っていたら、寿命は極端に短いだろう。主にホビー用途の製品の様なので、その可能性は有る。


わが社の対応
これだけの機能をこの価格で提供するのは、わが社ではほぼ不可能。
わが社としては「超」の付く領域の商品を充実させる事だろう。超小型,超高温,超大電力,超クリーン。また送風機を使わない配管エアー利用方式に特化した方がよい。
HDコイル方式の熱風ヒータはコンプレッサーの高風圧(圧損0.6MPa以上)に耐えるので、超小型化と超高温化と超大電力化が同時に可能である。ここに我々の活路があると思う。
「超」 の付く製品をラインナップしておけば、それにつられて普通の商品もそれなりには売れる。と思う。


戦略商品 ①SAHD-8シリーズ   超小型高出力、超高温

戦略商品 ②SAHD-10,15,18,23 超高温、サイズの割に超大出力 






同じTESCO社の同様の熱風ヒータについて


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同じ会社の同じような製品だが、少し安い。ただし性能は格段に劣る。温調もフィードバックがかかっていない。温度も低い。何とか紙が焦げる程度だから300~400℃程度だろう。温度の数値は何を示しているのか分からない。たぶん°Fだろう。すると719は380℃程度。この商品は全く興味がわかなかったので詳しい測定、分析はしていない。


    
TSECO ヒートガン 温度調節可能 デジタル表示付 4本ノズル付

110V/200W ¥5700.





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